おでかけ おでかけ
掲載
2026年08月29日 08:41

あの【シチズン】で腕時計がつくれるなんて……! ガチの時計組立教室で、息子が完成させた世界に1つの宝物♡(東京・西東京市)

夏休みの思い出に、小5の息子に“本物の体験”をさせたい。そんな思いで訪れたのが、腕時計メーカー【シチズン】が毎年夏休みに親子向けに開催する「時計組立教室」です。いざ挑戦してみると、時計職人さながらの本格的な工程の連続。細かな作業を一つひとつ乗り越え、完成した瞬間に待っていたのは……? その体験の様子をレポートします!

夏休みの人気プログラム 【シチズン】親子向け「時計組立教室」とは?

今回我が家が参加したのは、東京都西東京市の【シチズン】本社で毎年夏休みに開催している、親子向けの「時計組立教室」。

2026年は7月27日(月)〜29日(水)の3日間に開催されました。小学4〜6年生とその保護者が対象で、参加費は無料。時計の心臓部「ムーブメント(駆動装置)」を組み立て、文字板も自由にデザインして、世界に一つだけのオリジナル腕時計をつくります。

事前に届くデザインシートで準備もでき、息子も「どんなデザインにしよう?」と参加前から楽しみにしていました。各日10組の招待枠に対し、今回は約400人から応募があったそうです。

いよいよ体験当日。モノづくりの心を学んで、ムーブメントの組み立てスタート

体験の会場となったのは、【シチズン】本社内にある「シチズンミュージアム」。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

通常は一般公開されていないため、今回の教室では館内を見学できるのも魅力の一つです。実は以前からその存在を知り、「いつかは見てみたい」と思っていた場所。今回念願がかない、腕時計づくりへの期待もますます高まります。

体験は、スライドや動画を見ながら【シチズン】が大切にするモノづくりの心を知るところからスタート。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

時計の設計から製造まで自社で手がける「マニュファクチュール」の体制について学びました。デザインはもちろん、細かな部品一つひとつ、さらにはそれらをつくる専用機械まで手がけていることに、親子でびっくり。「ここまで自分たちでつくっているんだ!」と、その徹底したものづくりに驚かされました。

そんな【シチズン】のモノづくりの核心に触れたところで、いよいよ自分たちの腕時計づくりがスタート。時計を動かす“心臓部”であり、針を動かす駆動の役割を担う「ムーブメント」の組み立てに挑戦します。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

「こちらが今回使うパーツ一式。思わず「こんなに小さいの!?」と声が出るほどの極小パーツもあり、うっかり落としたら見つけるのも難しそうです。

黒い台座の上には、あらかじめムーブメントの一部がセットされていました。ここから、残りのパーツを一つひとつ慎重に組み立てていきます。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

最初はある程度の大きさがあり、形もわかりやすく扱いやすい部品でしたが、1.4mmの極小ネジが登場すると難易度が一気にアップ!

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

幅わずか0.25mmほどの溝に、マイナスドライバーでネジを入れて固定します。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

ピンセットでネジをつまむだけでもひと苦労。少し手元がずれると、するりと落ちてしまいます。老眼が始まった筆者には、もはや息子が何をしているのかさえ見えないほど(笑)。

普段からプラモデルでピンセットを使い慣れている息子も、ここまで小さなパーツを扱うのは初めてで戸惑う場面も。それでも、スタッフの方がそばで丁寧にサポートしてくれたおかげで、一つひとつ作業を進め、なんとか組み立てることができました。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ
細かな作業には、時計職人が使うルーペ「キズミ」を使用。まるで職人さながらの姿で作業に挑戦
日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ
息子が完成させたムーブメント

普段は何気なく見ている腕時計も、中にはこんなに小さな部品がぎっしり。その心臓部であるムーブメントを実際に組み立ててみて、時計職人さんがどれほど繊細な作業をしているのかを実感。親子で「こんなに大変なんだ!」と驚いた、まさにガチのモノづくり体験でした。

まるでタイムスリップ気分♪ 100年以上の時計の歩みをたどれる「シチズンミュージアム」

ムーブメントの組み立てを終えたところで、ひと息つきながらミュージアムを見学。ここは休憩を兼ねた見学タイムで、興味がある人は自由に展示を楽しめます。細かな作業に集中していた息子も、少しリフレッシュできました。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

何といっても必見なのは、初代の懐中時計から始まり、100年以上の歴史を刻んできた【シチズン】の名品の数々。
時代とともに進化してきた時計がずらりと並ぶ光景は、まさに圧巻です。歴史ある時計に囲まれていると、まるで時をさかのぼっているような気分になり、思わず息子と見入ってしまいました。

こちらは、【シチズン】独自の「エコ・ドライブ」を搭載した時計。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

太陽光はもちろん、室内のわずかな光も電気に変えて時計を動かす、独自の光発電技術です。定期的な電池交換が不要で、フル充電すれば光のない場所でも長期間動き続けるのだとか。まさに「エコ」な時計ですよね!

実際に手に取れるモデルも用意されていて、なかでも驚いたのが写真右の「シチズン アテッサ」シリーズ。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

宇宙船にも使われるチタンを、【シチズン】が独自の技術で時計に適した素材へと進化させた「スーパーチタニウム」を採用。軽量で肌にもやさしく、毎日身につける時計にぴったりです。

手に取った息子は、その見た目とのギャップに「めっちゃ軽い!」と目を丸くしていました。

こちらは、北川景子さんが出演するCMでもおなじみの「シチズン クロスシー」シリーズ。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

強すぎず淡すぎず、絶妙なニュアンスカラーが、日本人の肌のトーンにすっと溶け込むように設計されています。手元につけるだけで、いつもの装いをさりげなく格上げしてくれそうな一本。普段は時計を身につけない筆者も、「これならつけてみたい!」と思わず手に取りたくなりました。

世界に一つだけの“時計の顔”をつくる時間。お楽しみの文字板デザインへ

いよいよ、お待ちかねの文字板デザインの時間です。細かな作業に緊張気味だった組み立て作業のときとは打って変わり、デザインを考える息子の表情はどこかリラックス。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

肩の力も抜けて、楽しそうに取り組んでいました。
ちょっぴり難しいのは、文字板自体が直径約3cmと小さいこと。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

時刻を示す目盛りなども入るため、デザインできるスペースは限られています。事前に自宅で2枚分のシートを埋めて用意してきたものの、まだデザインは決まっていません。そこで、教室でも改めて紙に描きながら、イメージを固めていきました。

周りの子どもたちが次々とデザインを決めていくなか、少し焦りも見えてきた息子。

日本科学未来館,未来のモビリティをつくっちゃおう! アイデアを形にするワークショップ

それでも黙々と作業を進め、ついに文字板へ描き込みへ。スケッチとは違って、失敗しても描き直せない一発勝負です。慎重に筆を進める息子からは、緊張感が伝わってきました。

文字板のデザインが終わったら、先ほど組み立てたムーブメントといっしょにスタッフのもとへ。

ここからは、文字板とムーブメントを組み合わせ、針を取り付けるなど、スタッフの方が最後の仕上げをしてくれます。完成まであと少し! どんな時計に仕上がるのか、親子でドキドキしながら見守ります。

そして、完成品がこちら!

大好きなクルマとチェッカーフラッグを組み合わせた、まさに息子らしさ全開のデザイン。世界に一つだけの腕時計が完成しました。

完成した時計を手にした息子の、誇らしげな表情が何より印象的でした。

時計組立教室を終えたあとは、敷地内にある「シチズンの森」の見学ツアーへ。

工場跡地が、緑豊かな職場環境として再生。約4,000㎡の敷地に215本の木々が植えられ、鳥や虫が戻る自然がよみがえりました。 こうした取り組みが評価され、2021年度グッドデザイン賞を受賞しています。

屋外ミーティングスペースの「ネストベンチ」
中はまるで秘密基地のようで、子ども心をくすぐられる楽しい空間

2019年に「シチズンの森」が整備されてから、近隣の方からは「鳥の声で目覚めるようになった」といった声も届くようになったのだとか。企業の敷地とは思えないほど豊かな自然が息づき、その恵みが周辺へと広がって、地域の景色までやさしく変えている――。そんな光景が、とても素敵に感じられました。

まとめ

小学生向けの教室だから、もう少し簡単なのかな?と思って参加しましたが、実際は想像以上に本格的な「ガチ体験」でした。
思うようにいかず苦戦する場面もあったからこそ、息子にとって腕時計が完成したときの喜びもひとしおだったようです。

自分でつくった腕時計は、今ではすっかりお出かけの相棒に。腕時計を身につける機会が増えたことで、時計を見てすぐに時刻がわかるようになるきっかけにもなりました。「もっと時計に親しんでほしい」という密かな親の願いもかなって、うれしく感じています。

本格的な時計づくりを通して、モノづくりの楽しさや、試行錯誤して最後までやり遂げる達成感を味わえるのは、【シチズン】ならではの体験。お子さんに本物の体験をさせてみたい親御さんには、親子の心に残る夏休みの思い出として、ぜひ参加してほしい教室です。

いろんなことに興味をもって、たくさんのチャレンジしてほしい! 子どもにそんな願いを抱くパパとママのために、マイナビ子育ては会員限定・無料のコミュニティサイト・とっておき体験部!を運営し、<好き>や<体験>との出会いをサポートしています。体験部でしか読めないあゆーやさん情報も♪ くわしくは▶こちら

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-