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2022年09月08日 10:18 更新

仲良し兄弟の親はやっている!家ルール7つとは?兄弟姉妹を仲良く育てる方法【教えて保育士さん】

「兄弟姉妹に仲良くして欲しい」親なら誰もがそう思うのではないでしょうか? 一緒に住んでいるというだけで、子どもにもそれぞれ個性があり、自然と仲良くなるとは限りません。しかし、兄弟が仲良くするために、親の接し方はとても重要です。仲良し兄弟のエピソードや、仲良しに育てるためのコツを紹介します。

正直うらましい!ママパパに聞いた「うちの子は仲良し兄弟」エピソード

上の子と下の子が仲良くしている姿を見ると、うらましいですよね。でも、親から見て仲が良いと感じる兄弟とは、どんな関係なのでしょうか。仲良し兄弟のエピソードを聞いてみました!

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※この記事では姉妹も含め「兄弟」と表記します。

我が家の仲良し兄弟はこんなかんじ!

兄弟が「さっきまで喧嘩をしていたと思ったら、もう仲良くしている」という話はよく聞きます。実際のご家庭でのエピソードを紹介します。

仲が良すぎて揉める、だなんて、大人から見るととても微笑ましいですね。
マイナビ子育て調べ
■調査対象:2人以上の1〜15歳の子供がいるママ・パパ ■調査期間:2022年7月7日~7月9日 ■調査人数:113人 ■調査方法:インターネットアンケート
※2人以上の兄弟姉妹がいる場合は、もっとも接触の多い2人について回答

「兄弟喧嘩はするけど仲は良い」が7割

兄弟喧嘩の有無と仲の良さの関係
兄弟の関係についてのアンケートでは、『兄弟喧嘩するが仲はいい』という回答が67.3%と、『喧嘩はなく、仲もいい』という回答29.2%の倍以上という結果になりました。

よくくっついていたり、一緒に遊ぶことが多かったり、片方が相手にかまってほしくてちょっかいを出したりと、兄弟の距離が近い=仲が良いからこそ喧嘩をするということが多いようですね。

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関連記事:こんなに兄弟仲が悪いのはなぜ?4大原因と親ができる7つの対処法【教えて保育士さん】

仲良兄弟の親はしている!かかわり方のコツや注意点 7選

兄弟の仲がいいと答えた保護者がしている兄弟へのかかわり方や、保育士目線での仲良し兄弟を育てるコツを紹介します。

【1】“平等に”を大切にする

「お兄ちゃんだから、お菓子は多く」
「弟は赤ちゃんだから、おもちゃを取っても仕方ない」
など、生まれてきた順番を理由に不平等に扱われると、「好きで先(後)に生まれてきたわけじゃなのに……」と子どもは不満をもってしまいます。できるだけ兄弟を平等に扱うように意識するといいでしょう。

兄弟を育てる親御さんへのアンケート結果でも、
『上の子におもちゃを買うなら下の子にも』
『お菓子は同じ量』

など、平等を意識している回答が多く見られました。

ただし、
「お小遣いは小学生になってから」
「お年玉は、幼稚園児は500円、小学生は1000円、中学生は3000円」
などと、年齢で明確にルールを決めておくのはありかと思います。

Lazy dummy

実際に、わたしが小学生になってやっとお年玉が1000円もらえた!と思ったら、3つ下の妹も1000円もらっていて不満に思ったことがあります。親は平等にしたつもりかもしれませんが、「妹はまだ幼稚園児なのに1000円もらってる!ずるい!」と、これはこれで不平等になってしまうんですよね。

【2】喧嘩をしたらとりあえず様子を見る

喧嘩をしたとき、まず何もせず様子を見るとい親御さんも多かったです。実は、これもとても大切なこと。自分たちで気持ちを伝え合い解決することで、本当の意味で仲直りができます。親が下手に介入することで、本音が言えず不満がたまったり、無理矢理仲直りしたことにしてしまったりする可能性もあります。

【3】介入するときは双方の話を聞く

それでも、子ども同士でも喧嘩が解決しなかったり、ヒートアップしてしまったりすることもありますよね。そんなときには親の介入が必要になるのですが、その際に注意してほしいことがあります。

✅どちらかの味方をするのはNG
どちらかの肩を持つと喧嘩が余計にこじれる可能性も。公平な立場で話を聞きましょう。
✅親の判断で良い悪いを決めない
親はあくまでサポート役!裁判官にならず、お互いの橋渡しをするにとどまりましょう。
✅仲直りできないことを責めないで
子どもは子どものペースで気持ちに折り合いをつけます。急かさずに見守りましょう。

【4】子どもと親、二人きりの時間をつくる

親を独り占めしたいという気持ちから、兄弟に当たってしまう場合もあります。たまには、
「お兄ちゃんとママだけで出かけてみる」
「弟とパパだけで習い事に行く」

など、二人きりの時間を過ごしてみては。普段聞けない子どもの本音も聞けて、兄弟仲をよりよくするためにヒントが見つかることもあるかもしれませんよ。

【5】夫婦が仲良くする

まずは、夫婦が仲良くするという意見もありました。これも、とても大切です。一緒に暮らしていると、どうしても喧嘩ぶつかり合うこともあるかもしれませんが、そんなときでも、きちんと相手を尊重して、話し合い、解決する姿を見せることで子どもは学びます。
「子は親の鏡」とも言います。まずは良好な夫婦関係を築くことを大切にしてみてください!

【6】一緒に過ごすイベントを増やす

どれだけ仲良くしたいと思っていても、一緒にいなければ仲良くしようがありませんよね。歳が離れていると、生活リズムが違ってなかなか一緒に過ごす時間が短いということもあります。意識して一緒に過ごす時間をつくることで、兄弟が仲良くできる機会を与えることも必要かもしれませんね。

【7】差別や比較はしない

“平等に”と似ているかもしれませんが、兄弟を差別したり比較したりすることはやめましょう。親の何気ない態度でも、子どもは敏感に感じ取ります。
「妹の方がかわいいから」
「お兄ちゃんの方が頭がいいから」
などという理由で態度を変えたり、一緒に過ごす時間に差をつけたりすることは避けましょう。

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関連記事:兄弟喧嘩がひどい家庭必見!最低限守らせる4つのルールと親介入タイミング【教えて保育士さん】

まとめ

喧嘩ばかりしているように見えても、実は仲が良い兄弟は多いもの。
しかし、仲がいい兄弟でも、親のかかわり方次第で不満が溜まっていき仲違いしてしまう場合もあります。いつまでも仲良し兄弟でいられるために、仲良し兄弟を育てるコツを、ぜひ頭の片隅に入れておいてくださいね!

(文:mamaco)

※画像はイメージです

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