子どもがかんしゃくで泣きだした……「どうしたの?」よりも効くとっておきのアイテムとは?|ワクワク子育て大全 #2
自分の思い通りに行かず、突然大きな声で泣き出し大暴れ。どんなにあやしても泣き止まない……「一体どうしたらいいの?」こんな経験はありませんか?
ママやパパたちが育児に奮闘する様子を専門家と一緒にモニタリングするNHK Eテレの子育て番組『ハロー!ちびっこモンスター』。
番組で紹介された子育ての困りごと&アドバイスをまとめた「笑顔100倍『ハロー! ちびっこモンスター』ワクワク子育て大全」(宝島社)より、番組に登場した現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生からの子育てのアドバイスをお届け。
今回は、子どもが“かんしゃく”を起こした時 に役立つ“おたすけアイテム”をご紹介します!
子どもの感情に向き合おう
かんしゃくやわがままはかまってほしい気持ちやうまくいかない悔しさが原因であることも。アイテムを活用してお子さんに寄り添い、思いを聞き出してみましょう。
思い通りに遊んでもらえずかんしゃくが爆発! 部屋の隅にうずくまって号泣してしまった5歳の女の子
かんしゃくを起こして泣いているお子さんに対して、つい「どうしたの」「ちゃんと言わないとわからないよ」といった言葉をかけてしまいがち。ですが、まずはお子さんが自然としゃべりたいと思えるような雰囲気にすることが大切です。
とはいえ、お子さんがぐずっているときや、いじけてしまっている状態では、なかなか気持ちを聞き出すのが難しいですよね。そんなときにおすすめなのが、「糸電話」を使う方法です。
まずは、お子さんにコショコショと声をかけ、「パパに何をしてほしかったのかこっそり教えて」「ママに何が嫌だったのか内緒で話してくれる?」というように、糸電話を使ってお子さんの気持ちを聞き出してみてください。
番組では、パパによじ登って遊びたいという女の子に対して、パパが「洋服が破けちゃうからできないよ」と断ったところ、思い通りに遊ぶことができなかったイライラから女の子のかんしゃくが発動! 部屋の隅で泣き出してしまいました。
一方のパパも、ツッコミ気質なこともあって、なかなか子どもに共感できず、状況は悪化するばかり。そこで、糸電話を使いながら二人で話してもらうことにしました。
糸電話を通じて「どうして嫌だったのかをこっそり教えて」と聞かれると、「パパが登らせてくれないから」と理由を説明することができたお子さん。少し前まで大泣きで声をかけても応答すらしてくれませんでしたが、パパとお話をすることでかんしゃくが落ち着き、しだいに糸電話を使って遊び出すなど笑顔を取り戻してくれました。
(2023年6月7日放送)
▼POINT!
糸電話を使うことでしゃべりたいと思うような雰囲気を作り出そう
続きは書籍でお楽しみください。