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2023年01月18日 15:48 更新

離乳食のパスタ(スパゲッティ・マカロニ)はいつから?量の目安とおすすめレシピ【管理栄養士監修】

今回の離乳食テーマは「パスタ」。パスタを使った離乳食レシピを紹介します。また「パスタはいつからOK?」「パスタを冷凍しておいて使える?」「離乳食一食でパスタの量はどのぐらい?」など、離乳食でパスタをあげる際の疑問も解決しますよ!

パスタ、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

パスタの離乳食開始時期目安
パスタは滑らかに裏ごしすることが難しいので、離乳初期(5〜6ヶ月)は避けておけるとよいでしょう。ただ、やわらかくなるものであればこの限りではありません。

・中期の調理:赤ちゃん用やサラダ用スパゲッティなど細いスパゲッティをやわらかく茹で、5mm程度に短く切って与える
・後期の調理:スパゲッティはやわらかく茹でて短く切る。マカロニはやわらかく茹でて食べやすい大きさに切る
・完了期の調理:スパゲッティはやわらかく茹でて短く切る。マカロニはやわらかく茹でて食べやすい大きさに切る

  ■ワンポイントアドバイス■

パスタはどんな食材?

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イタリア料理において小麦粉から作られる製品を総称してパスタと呼びます。日本で馴染みがあるものは細長いスパゲッティや小さなマカロニですね。

パスタの原材料は?

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一般的なパスタは、デュラム小麦のセモリナ粉に水を混ぜて作られます。卵や野菜の粉末を混ぜている場合もありますので、離乳食に使用する際は原材料をよく確認してから使いましょう。また、小麦粉もアレルギーの可能性のある食品ですので、最初にあげるときは少しだけにしておくと安心です。

離乳食のパスタ、調理のコツ

だしパックで時間調整

離乳食では、通常の時間よりも長く茹でてやわらかくする必要があります。でも大人のと別々に茹でるのは手間ですよね。
そんなときは、だしパックに赤ちゃん用に短く折ったパスタやマカロニを入れ、大人のパスタを茹でている鍋に入れて途中で出すと、一度に1つの鍋で茹でることができます。

茹でたパスタを冷凍することも可能

茹でたパスタは冷凍保存が可能です。再加熱後のパスタは、大人にとっては少し弾力が物足りなく感じるかもしれませんが、赤ちゃんにとってはより均一に水分が行き渡り、やわらかく食べやすい状態になります。

パスタの離乳食、よくある疑問

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赤ちゃん用のパスタでなくても良い?

赤ちゃん用のものでなくても使用して構いません。ただし以下の点に注意しましょう。

マカロニは赤ちゃん用がベター

マカロニはやわらかくなるまでに時間がかかったり、形状によっては弾力が強いケースがあるので、マカロニなどは赤ちゃん用のものの方が食べやすいでしょう。

原材料をチェック

大人と同じものを使用する場合、卵などが入っている場合がありますので原材料を確認してください。また、糖質を減らした麺は食物繊維が多く含まれるケースがありますので赤ちゃんにはあげないようにしましょう。

赤ちゃんに生パスタをあげてもいい?

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生パスタとは、デュラム小麦のセモリナ粉と水を練って成形したのち、乾燥させていないものです。市販の生パスタの多くは、保存性や食感を考慮して様々な原材料が使用されています。また、弾力が強く、離乳期には食べづらい場合もあるので避けておいた方がいいでしょう。

パスタを赤ちゃんにあげる場合、1食の目安は?

茹で加減にもよりますが、離乳後期で30〜40g程度※、離乳完了期で40〜60g※が目安となるでしょう。もちろん、長く茹でればそれだけ多く水分を含んで重くなりますので、この数字は目安のひとつとして考えてください。

※茹でた後の重さ

離乳食のパスタを茹でる時に塩は必要?

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パスタを茹でる時に塩を入れることがあります。これは、ソースと馴染みやすく味をつける目的のほかに、パスタの食感をよくするためなどと言われていますが、その効果は明確に実証されていません。赤ちゃんにはできるだけ塩を控えたいので、必須ではない食塩の添加はしなくていいでしょう。

パスタの離乳食レシピ!

パスタの離乳食は、親子で楽しめるのもいいですね。大人の分は調味料をちょい足しして、おいしくいただきましょう。

<離乳後期のレシピ>くたくたほうれん草とパスタのスープ

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■材料(作りやすい分量)
・玉ねぎ 40g(1/5個)
・ほうれん草 1/2袋
・ミニトマト 6個
・スパゲッティ(1.6mm) 40g
・水 100cc+250cc
・オリーブ油 大さじ1
・塩 小さじ1/2

■作り方
① 玉ねぎは粗みじん、ほうれん草は4cm幅くらいに切る
② 鍋にオリーブ油を引いて玉ねぎとほうれん草を炒める
③ 水100ccを加えて強火で5分煮る
④ 残りの水250ccと1/4に折ったパスタ、1/4にカットしたミニトマト、塩を入れて中火で10分煮る
⑤ 大さじ3〜4程度の具材を赤ちゃん用に取り分けてきざむ

  ■ワンポイントアドバイス■

<離乳後期のレシピ>レンジでさば缶トマトパスタ

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■材料(作りやすい分量)
・サバ缶 1缶
・玉ねぎ 40g(1/5個) 
・トマト缶 大さじ5
・スパゲッティ(1.6mm)120g
・水 180cc
・塩 小さじ1/2

■作り方
① 玉ねぎは粗みじんに、トマト缶はトマトを潰し、スパゲッティは1/4に折る。
② スパゲッティが液体に浸かるように、全ての材料を耐熱ボウルに入れる(サバ缶は汁ごと)
③ ラップをし、爪楊枝で数カ所穴を開ける
④ 電子レンジ(600W)で12分加熱し、赤ちゃん量(約1/6程度)を取り分けてきざむ

  ■ワンポイントアドバイス■

<離乳完了期のレシピ>チーズきな粉マカロニ

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■材料(約1回量)
・マカロニ 15g
・とろけるチーズ 2g 
・砂糖 2g
・きな粉 適量

■作り方
① マカロニを茹でる
② 茹で上がったマカロニに熱い内にチーズをまぶす
③ きな粉と砂糖をあらかじめ混ぜておき、②にまぶす

  ■ワンポイントアドバイス■

まとめ

ちゅるんとおいしい麺類。パスタはうどんなどと違い、麺に食塩が含まれないので、しっかり茹でたものはおすすめです。和風の味付けも合うので色々な味で楽しんでみてくださいね。

(文:奥野由 先生、監修:川口由美子 先生)

※挿入画像はイメージです

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