SNSでの子供の写真、9割の人がリスクを把握する一方、投稿のメリットとして「孤独にならずに済んだ」を感じる人も多数
家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」が運営するfotowa家族フォト総研は、0歳から小学校高学年の子どもを持ち、SNSに子どもの写真を投稿したことがある保護者を対象に「子ども写真のSNS投稿に関するアンケート」を行い、459名より回答を得ました。
SNSに子どもの写真を投稿する理由・約3割が 「ママ友・パパ友と繋がりたい」
子どもの写真をSNSに投稿する理由を聞くと、約半数が「家族や友達に近況を伝えたい(54.5%)」や「子どもの成長の記録として残したい(52.1%)」と回答。そのほか、約3人にひとりが「同じ年頃の子どもを持つママ友・パパ友と繋がりたい(28.8%)」と回答しました。
近況の共有や成長記録目的が多い一方で、ママ友・パパ友とのつながりを求めている人も多いことがわかりました。
約9割がリスクを「把握」、だが対策に「自信がある」のは半数のみ
「子どもの写真をSNSに投稿することによって起こり得るリスクを把握していますか?」という問いに対して、「把握している」と回答した人は全体の約9割でした。
一方で、「お子さんの写真をSNSに投稿するとき、十分な対策をとっている自信がありますか?」という問いに「自信がある」と回答したのは55.5%。ほとんどの人がリスクを把握していながら、その対策には不安がある人も多いことがうかがえます。
「知人から苦情」「個人情報が特定」など、約4割が何らかのトラブルに
「あなたやあなたの周りで、お子さんの写真をSNSに投稿してトラブルになったことはありますか?」と尋ねると、約4割の人が「ある」と回答しました。
具体的にどのようなトラブルだったかを聞くと、最も多かったのは「知人のお子さんも写っており、苦情を受けた(36%)」、次に「個人情報を特定された(30%)」という結果になりました。
多くの人が気軽にSNSに写真を投稿できるようになった今、リスクやトラブルを把握し、適切な活用方法を学ぶことが必要でしょう。
写真を投稿してよかったこと、約半数が「孤独にならずに済んだ」
子どもの写真や動画を投稿しているSNSの公開範囲を聞くと、「一般公開(オープンアカウント)」は41.0%で、「友達や家族・知人のみ」は49.5%で、限定公開のアカウントにしている人がわずかに多いことがわかりました。
オープンアカウントと限定公開アカウントのそれぞれに、子どもの写真をSNSに投稿してよかったことを尋ねました。
オープンアカウントで最も多かった回答は「投稿を通して他人から共感や助言をもらえるので、孤独にならずに済んだ(52.1%)」に。
次に「SNSを通して新しくママ友・パパ友と繋がることができた(47.9%)」、「子どもの写真を褒めてもらえた(47.9%)」という結果になりました。
限定公開アカウントで、最も多かった回答は「家族や友達に近況を伝えることができた(62.3%)」。次に「子どもの成長の記録を知り合いと共有できる(32.1%)」、「子どもの写真を褒めてもらえた(30.6%)」という結果になりました。
また、約2割が「投稿を通して限定した知り合いから共感や助言をもらえるので、孤独にならずに済んだ(19.8%)」と回答しました。
オープンアカウントと限定公開アカウントのどちらでも「孤独にならずに済んだ」や「子どもの写真を褒めてもらえた」という回答が入っています。
同社では、子育てをしている人が、SNSに写真を投稿することを通して育児の悩みや、子どもを愛おしいと思う気持ちを誰かと共有したり、共感やアドバイスを得られたりするメリットを感じており、「孤独な子育て(孤育て)」にならず育児の息抜きになっていることがうかがえるとしています。
【SNSの“子ども写真”投稿ガイドライン・7つのポイント】
今回の結果を受け、fotowaでは専門家監修のもと、「SNSの“子ども写真”投稿ガイドライン・7つのポイント」を公開しています。
<調査概要>
調査名:子ども写真のSNS投稿に関するアンケート
調査対象:0歳〜小学校高学年の子どもを持ち、SNSに子どもの写真を投稿したことがある保護者459名
調査期間:2022年12月22日〜12月26日
調査方法:インターネット調査
調査元:fotowa家族フォト総研 ( https://fotowa.com/labo )
(マイナビ子育て編集部)