
離乳食で鯛はいつから?調理法&簡単レシピ!金目鯛や血合いの扱いは?【管理栄養士監修】
食材ごとの離乳食レシピと調理のコツを、離乳食に詳しい管理栄養士の川口先生にお聞きするこのコーナー。今回のテーマは白身魚の代表格「鯛(たい)」です。いつから食べさせられる? 血合いは除くべき? など、離乳食に鯛を使う際の疑問にお答えいただきます。レシピは「海の幸のやわらかごはん」です!
鯛を使った離乳食|時期ごとの下ごしらえ方法、量


高たんぱくで低脂肪、淡泊な味わいなのにうま味たっぷりと、鯛は離乳食にぴったりな白身魚です。身もやわらかいので離乳初期のたんぱく源としてもおすすめ。ぜひ積極的にとり入れてみてください。
離乳食期ごとの目安

離乳初期(5~6ヶ月)
離乳中期(7~8ヶ月)
量は1回あたり10〜15gが目安です<詳しくはこちら>。
離乳後期(9~11ヶ月)

茹でて、ほぐします。
量は1回あたり15gが目安です<詳しくはこちら>。
離乳完了期(12~18ヶ月)
量は1回あたり15〜20gが目安です<詳しくはこちら>。

冷凍保存、とろみづけのコツ!
離乳食はフリージングやとろみを上手に活用していくことが大切です。以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。
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離乳食の鯛、よくある疑問・質問
離乳食には真鯛と金目鯛、どっちがいい?


どちらでもOK
真鯛でも金目鯛でも、どちらでも構いません。金目鯛は深海魚なので真鯛とは異なりますが、魚の種類に細かく気を遣うよりも、鮮度のほうを気にするといいかもしれませんね。
鯛の血合いは取り除いたほうがいい?
是非食べさせて
おすすめの加熱方法は? レンジでもOK?

おすすめレシピ!海の幸のやわらかごはん(9ヶ月~)

離乳後期は、水加減も普通のごはんに少しずつ近づいてきます。このころの硬さの目安は「赤ちゃんが歯ぐきでつぶせるくらい」なので、大人の指で軽くつぶせるくらいになっていればOK。少なめのお水で調理することで、鯛のうまみを活かせます。刺身なので臭みも少なく、だしをとる手間もはぶけますよ。
■材料(約1回量)
・鯛刺身 1切 (10-15g)
・ごはん 大さじ5
・水 100m
・青のり 少々
■作り方
① 小鍋に、水、鯛の刺身、ごはんを入れて茹でます
② 途中で鯛を取り出してほぐし、再度鍋に戻して、軽くあわせます
③ 仕上げに青のりをちらしてできあがり
まとめ


淡泊な味わいで消化もいい鯛は、ゴックン期である離乳初期から使える白身魚の代表です。
うま味が強いので、調味料の使用をできるだけ控えたい初期~中期にはとくに使い勝手のいい、たんぱく質がとれる材料ですね。茹でたお湯はだし汁にもなります。
ほぐしてそのまま食べさせるだけでなく、すりつぶしておかゆに混ぜたり、ふわふわのお団子にしてスープに入れるなど、いろんなアレンジも可能。さまざまな味と食感を経験させてあげたいですね。
(文・写真:川口由美子先生)
※クレジットありイメージ写真:getty